【皇太子夫妻にまつわる怖い話】　第三十六話

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[547]本当にあった怖い名無し：2007/04/22(日) 23:34:21 ID:gdyMi4rj0
河原敏明『皇太子妃雅子さま』 amazon 　訪れたのは小和田豊春氏。市内に小和田姓は三軒あるが、一軒は旧藩と関係なく戦後移住してきた人。あと一軒は豊春氏の弟だが、昨年大晦日に他界している。豊春氏は市内の細工町に住むが、本籍は村上市本町三八〇番地なのである。　六十一年に恒氏夫妻が両親とこの村上に来たとき、豊春氏は亡弟の昭三氏とともに旅館を訪ねている。「道助の子孫です……」　と名乗ると、恒氏も、「うちもそうです」　と初対面の挨拶を交わした。そして、「東京に来たら寄ってください」　と外務省の名刺の裏に、目黒区の自宅の住所を書いてくれた。「だからといって、行けやしないですよ。行ったら追っ払われちゃうよ、ハハハハッ」　と豊春氏は大きな腹をゆすった。大工の豊春氏と左官の昭三氏は、相手が偉すぎて気おくれがし、ろくに口もきけずに終わったという。

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0ch BBS 2007-01-24